さらに古いフィルムカメラ

 

旭巧芸の長谷川です。

猛暑が訪れる少し前に、自宅で部屋の入れ替えを行った際、古いカメラが出てきました。

押入れの奥にしまってあるのはなんとなく覚えてたのですが、特に興味もなく長年放置状態だったこのカメラ、数年前に、このカメラよりもずっと新しいフィルムカメラを手に入れて以来、アナログカメラの使い方も、およそのところはマスターしつつありましたので、フィルムを入れて使ってみようかな、と思い立ちました。

メーカーは「Royal」
ロイヤル?ローヤル?全然知りません。ネットで検索すると、どうやら、「 Royal 35 」 というカメラらしく、1955年ごろの製品っぽいです。早速使ってみようとしたところ、裏蓋の開け方がわかりません。あれこれ試しても、どうしてもわからず、四苦八苦していたところ、私の妻が「ちょっと貸して」と手に取り、あっさりオープン。

つづいて、開いたのはいいのですけど、今度はフィルムの装填方法がいまひとつわかりません。これも四苦八苦していたところ、またしても私の妻が半ば強引に装填、蓋を締めて、レバーを引くとフィルムを巻く手応えがありますので、なんとか行けそうです。ただ、はっきりとした手応えがある時と、あんまり手応えが無いときがあって、若干の不安がありましたが、外出したときに持っていって、いろいろ撮った写真がこちらです。


露出計が無いので、絞りとシャッタースピードは経験頼み。なんとか撮れてます。


レンジファインダーなので、ファインダー越しに見てる範囲と、実際に写る範囲が違います。なので、「一時停止」の文字を全部入れたつもりが、左の「一」がちょっとはみ出ました。それに明るすぎた。


なんとも言えない味わい。


この辺から、フィルム巻き上げレバーの手応えが怪しくなってきました。なにか2重に写ってる感じです。


しまいには、巻き上げレバーの手応えが全く無くなり、それでもパシャパシャ撮った写真がこちらです。多重露光にもほどがあります。でも、これはこれで作品ということにしましょう。

おまけ
先日メインテナンスから戻ってきた Nikon New FM2で撮った写真がこちら。

古いけどきれいに撮れます。

というわけで、現像にはお金がかかりますが、現像出して、ちゃんと撮れてるかどうか見るときのあのドキドキ感は、なんとも味わい深くて大好きです。それと、なにか蓋の開け方に困った時は、妻に相談すればなんとかなる、ということがわかって大変感慨深いです。

ではまた。